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ゲーム 漫画のレビューblogです。
ネタバレ有りと無しの記事を分けて紹介しています。
不定期更新ですので、時々覗いてみてください<(_ _)>

不良ギャグ漫画でこれを超える作品はないでしょう


今や絶滅が危惧されるジャンルの不良漫画。
80~90年代にはいくつもの不良漫画が生まれました。
その中でひときわ異彩を放っていた

今日から俺は!!」西森博之 1990年-1997年
週刊少年サンデー連載 をご紹介します。


このジャンルで一番有名な漫画といえば実写映画が社会現象となった、
「ビー・バップ・ハイスクール」でしょうか。その他、個人的に思い入れのある
「ろくでなしブルース」や「クローズ」「特攻の拓(ぶっこみのたく)」
「Bad Boys」などがありそれぞれに魅力がありました。

今回はその中で最も、ギャグ漫画寄りの構成だった
「今日から俺は!!」の魅力を語りたいと思います。

主人公の三橋貴志は中学生までは真面目な(ふりをした)学生であったが、
それまで住んでいた地域から離れた高校になったのをきっかけに、
不良になる事を決意し、髪を金髪にして登校します。

同じく高校デビューを図ったもう一人の主人公伊藤真司は、
ハードスプレー1本を一度で使い切るというトゲトゲ頭で登校。
そんな二人が出会った所から物語は始まります。

当然、不良の先輩が放っておく訳はありません。しかし、なぜか二人ともケンカが強い。
不良ではないからといって喧嘩が強い事がおかしくはありませんが、
二人の強さの裏付けは作中で語られなかったので元々の潜在能力が
高い設定だったのでしょう。

ただ強いだけではなく、
三橋は強い上に卑怯な事も平気でする。
伊藤は何があっても卑怯な事はしない。
というポリシーが真逆の二人の対比が面白いです
(キャラが固まっていない序盤は、伊藤はそこまで強いキャラとして
描かれてはいませんが)


そこにギャグ要因といえる今井と谷川、ヒロインの理子、たまに出てきては
イイ所を持っていく高崎や中野といった、キャラの立ち過ぎな面々が最高です。


割合的には、本筋2:ギャグ1といった感じです。ギャグパートのセンスが
卓越していてそっちだけで良いと思う位でした。また不良漫画に多い、
下ネタや性描写が一切無いといった所も、この作者、西森博之さんの
特徴だと思います。

しかし熱い部分は、しっかり熱く描かれていて、不良漫画としても楽しめます


ネックになる点は、強い不良がカッコいいという当時の価値観を
受け入れられるかといった問題があります。
作中でも終盤は、ヤンキーはもう古い、といったような描写があるくらいですから。

もう一つは、序盤の作画が残念な事でしょうか。
これはもう編集者さんの先見の明に乾杯といった感じです。
個人的にこの「今日から俺は」と「行け!稲中卓球部」が
序盤は我慢して欲しい2大漫画ですね。

これがもしもジャンプで連載されていたら1巻打ち切りで
名作が生まれなかった可能性があったと思います。

徐々に全ての面で、こなれてくるので4、5巻くらいまでは我慢して読んでみて欲しい
と思います。作画なんてどうでもよくなるくらいに面白い作品だと思いますので。


同作者さんのレビューです↓
元不良少年が茶道部に・・・! お茶にごす。
最強の武士が現代に蘇る! 道士郎でござる
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ジャンル : アニメ・コミック
テーマ : お勧めの漫画

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[ 2013/03/14 19:50 ] おすすめ漫画 | TB(0) | CM(2)
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おもしろそうです!

読んでみたいです!
[ 2013/07/20 23:13 ] [ 編集 ]
ぜひぜひ読んでみて下さい(´∀`)

私のオススメの漫画の中でも、かなり上位に来る作品です。

ただ序盤は色々と厳しい面もありますので、
面白いと感じなくても15巻ぐらいまでは
我慢して読んで頂きたいと思います。

立ちこぎPさんに合う作品であることを願っています^^
[ 2013/07/21 00:14 ] [ 編集 ]
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